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「同じクラスの子、もうひらがな読めるらしい…」
「年中のうちに練習させたほうがいい?」
「ドリルを買ったけど、3日で嫌がられた」
年中さんくらいになると、まわりとの差が見え始めて、ひらがな焦りますよね。
私は現役保育士で、5人の子ども(わが家にも年中がいます)を育てています。先に保育士としての本音を言うと、年中でひらがなが書けなくても全く問題ありません。でも「文字っておもしろい」の種まきは、遊びの中でできます。
この記事では、ドリルより先にやってほしい「遊びからのひらがな」を、順番つきで解説します。
先に結論:順番は「興味→読み→書き」。書きは最後でいい
ひらがな習得には順番があります。
- 興味:「これなんて読むの?」と文字に気づく
- 読み:自分の名前の文字など、身近な文字が読めるようになる
- 書き:読める文字を書きたくなる
多くの家庭でつまずくのは、①②を飛ばして③のドリルから始めてしまうから。興味が育つ前の書き練習は、「ひらがな=イヤなもの」になる近道です。もったいない!
ステップ1:興味の種まき(遊び)
入り口は「自分の名前」が最強
子どもが一番興味を持つ文字は、自分の名前です。持ち物の名前を一緒に見る、「『あ』はあなたの『あ』やね」と声をかける。ここから文字への興味は自然に育ちます。
絵本の「文字」を指でなぞりながら読む
いつもの読み聞かせで、タイトルだけ指でなぞって読んでみてください。「文字を読むと、お話になる」という体験の積み重ねが、読みの土台になります。読み聞かせ自体のコツは座っていられない子の読み聞かせの記事にも書いています。
あいうえおのお風呂ポスター・かるた
教えるのではなく「貼っておく・遊ぶ」だけ。お風呂で「『く』はくるまの『く』!」と探し遊びをするだけで十分です。
ステップ2:読みを育てる
- 看板・お菓子のパッケージで「知ってる字さがし」
- 短い文の絵本を「一文字だけ担当してもらう」(「『あ』が出てきたら読んでね」)
- お手紙ごっこ:ママからの一言カードを読む(読めたら大喜びの成功体験)
読める文字が10個くらいになると、子どもは勝手に読みたがり始めます。ここまで来たら書きはもうすぐです。
ステップ3:書きは「運筆遊び」から
いきなり「あ」を書くのは、実は超高難度。まずはぐるぐる・ジグザグ・迷路などの運筆遊びで、鉛筆を思い通りに動かす力を育てます。書き始めは、直線が多い「し」「つ」「く」「へ」あたりが成功しやすいですよ。書き順は最初はうるさく言わなくてOK。
注意:年長になっても読みに全く興味が持てないときは
ほとんどの場合、文字の習得時期は個人差の範囲です。ただ、年長になっても文字への興味がまったく続かない・極端に覚えにくい場合は、読み書きの苦手さ(LDなど)が背景にあることもあります。わが家の息子も、ひらがなのつまずきから発達検査につながりました。詳しくは年長でひらがなが書けない…発達検査はどこで受ける?に書いています。心配なときは、一人で抱えず園の先生に相談してみてくださいね。
まとめ
- 年中でひらがなが書けなくても大丈夫。順番は「興味→読み→書き」
- 入り口は自分の名前。お風呂ポスター・かるた・文字さがしで遊ぶ
- 書きはドリルより運筆遊びから。直線の多い文字が成功しやすい
ひらがなは競争ではありません。「文字っておもしろい」さえ育てば、あとは子どもが自分で伸びていきますよ。



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