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「音読の宿題、また今日もやってない…」
「読み始めても、途中で怒って教科書を閉じちゃう」
「同じ行を何回も読んだり、勝手に文字を飛ばしたり…」
毎日の音読カード、聞いてサインするだけのはずが、親子バトルの火種になっていませんか?
わが家にも小2でLD(学習障害)と診断された息子がいます(診断までの経緯はこちらの記事に書きました)。読み書きが苦手な子にとって、音読の宿題は「毎日苦手なことを人前でやらされる時間」。嫌がるのは、サボりでもわがままでもありません。
この記事では、現役保育士で5人の子を育てる私が、音読を嫌がる子への具体的な工夫7つをまとめました。
先に結論:音読の宿題は「そのままやらせない」でいい
結論から言うと、読みが苦手な子に「教科書を渡してはい読んで」は、ハードルが高すぎます。
やり方を子どもに合わせて変える。それでも難しければ量や方法を先生と相談する。この2段構えでいくと、親も子もぐっとラクになります。音読の目的は「スラスラ読めるようになること」であって、「毎晩泣きながら3回読むこと」ではないですからね。
音読を嫌がるのには理由がある
読みが苦手な子の頭の中では、こんなことが起きていると言われています。
- 文字を1文字ずつ音に変換するのに、ものすごくエネルギーを使う(だから内容が頭に入らない)
- どこを読んでいるか目で追い続けるのが難しい(行を飛ばす・同じ行を読む)
- 「っ」「ゃ」「ゅ」などの特殊音節でつまずきやすい
つまり本人は、私たちが英語の長文を音読させられるような負荷を毎日感じている可能性があります。「ちゃんと読みなさい」で解決しないのは当然なんです。
音読がラクになる7つの工夫
①追い読み(親が先に読む)
親が1文読んで、子どもが同じ文を読む「エコー方式」。文字を音に変換する負担が減って、つっかえずに読める体験ができます。まずはこれが一番おすすめ。
②一緒に読む(ペア読み)
親子で声を合わせて読む方法。子どもの声が小さくても、親の声に乗っかって最後まで読み切れます。「最後まで読めた」という事実が自信になります。
③指やしおりで「今ここ」を見せる
読んでいる行の下にしおりや定規を当てて、視線の迷子を防ぎます。市販の「リーディングトラッカー(魔法の定規)」を使うと、読む行だけに色がついて見やすくなる子もいます。
④区切って読む
「今日は最初の3行だけ本気で、あとは聞いてるだけでOK」など、量を分割。全部完璧より、少しを確実に、です。
⑤録音してあげる・聞いてから読む
親の音読をスマホに録音して、聞いてから読む。お手本の音が頭に入っていると、読みやすさが全然違います。車の中や寝る前に流すだけでも効果あり。
⑥時間帯を変える
疲れ切った夜にやらせていませんか? 朝ごはんの前後や、おやつの後など、体力が残っている時間に変えるだけで通ることがあります。
⑦がんばりの基準を「昨日の本人」にする
「◯◯ちゃんはスラスラ読めるのに」は禁句。「昨日より1行スムーズやったね」と、本人比で認めてあげてください。音読カードのサイン欄に一言「がんばった!」と書くのもおすすめです。
それでも難しいときは、先生に相談していい
工夫してもしんどい場合は、担任の先生に「音読の宿題のやり方を相談したい」と伝えてみてください。
- 回数を減らす(3回→1回)
- 追い読みでもOKにしてもらう
- 読む範囲を短くしてもらう
こうした調整は、決してズルではなく「合理的配慮」といって、学校にお願いできる正当なサポートです。宿題全般の工夫については、LDの子の宿題問題を乗り越えた5つの作戦の記事にも詳しく書いています。
わが家で助かっているグッズ
読みをサポートするグッズは、数百円のものから試せます。
リーディングトラッカー(魔法の定規)
読んでいる行だけ色付きで見えるしおり型の定規。行飛ばしが多い子にまず試してほしいアイテムです。
ことばのドリル・語彙の絵本
知っている言葉が増えると、音読はぐっとラクになります。遊び感覚でできるものが続けやすいです。
まとめ:音読バトルは「やり方」で減らせる
- 嫌がるのはサボりではなく、読みの負荷が大きいから
- 追い読み・ペア読み・トラッカーなど、やり方を子どもに合わせる
- それでも大変なら、量や方法を先生に相談していい
毎日のことだからこそ、親子でつぶれない仕組みを作っていきましょうね。



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