「話しかけただけで『うざ』って言われた」
「部屋にこもって何を考えてるかわからない」
「小さい子の世話で手一杯なのに、中学生の反抗期まで受け止めきれない…」
わが家には中3と中1がいます。下に小3・年中・1歳もいるので、赤ちゃんのお世話と思春期の対応を同時進行する毎日です。正直、反抗期にイライラしない方法なんてありません。でも、親が消耗しすぎない「割り切り方」はあります。
現役保育士で5人育児中の私が、反抗期の中学生とのつきあい方で心がけていることをまとめます。
先に結論:反抗期は「順調に育っている証拠」。全部受け止めなくていい
反抗期は、子どもが親から心理的に自立していくための正常な発達段階です。つまり「うざ」は成長の音。そう分かっていても腹は立ちますが(笑)、親の目標は反抗をなくすことではなく、安全基地であり続けること。ここを押さえると、対応がぶれにくくなります。
消耗しないための7つの割り切り
①口答えの内容に、いちいち乗らない
売り言葉に買い言葉が一番消耗します。「そう思うんやね」で受け流していい。反論の9割は、親を試すジャブです。
②伝えることは短く、1回で
思春期の耳に長い説教は入りません。「12時までにスマホはリビングね」と要点だけ。繰り返すほど効果は下がります。
③「あいさつ+ごはん」だけは死守する
会話が減っても、「おはよう」「おかえり」と、あたたかいごはんだけは続ける。ここが安全基地の土台です。しゃべってくれなくても、ちゃんと届いています。
④きょうだいの前で叱らない
中学生のプライドは繊細です。下の子たちの前で叱られると、内容より「恥をかかされた」が残ります。言いたいことは1対1のときに。
⑤比べない(きょうだい間は特に)
「お姉ちゃんはできたのに」は、反抗期には火に油。5人いると比べる材料が豊富にあるからこそ、意識して封印しています。
⑥親の機嫌は親がとる
反抗期対応で削られた心は、子どもでは回復できません。好きな音楽、5分の一人時間、なんでもいいので自分の回復手段を持っておく。親が倒れないことが最優先です。
⑦本気のSOSサインだけは見逃さない
食欲がない、眠れていない、学校の話を一切しなくなった、急にお金の使い方が変わった…など「いつもの反抗」と違う変化があれば、それは反抗期ではなくSOSかもしれません。スクールカウンセラーなど第三者への相談をためらわないでください。
発達特性のある子・グレーゾーンの子の反抗期は少し違う
わが家にはLDの息子もいるので(診断の経緯はこちら)、これから来る反抗期を見据えて学んでいることがあります。特性のある子の反抗期は、こんな点に注意が必要と言われています。
- 学校で頑張りすぎた反動が、家で爆発しやすい(家で荒れるのは安心の裏返し)
- 「反抗」に見えて、実は課題の困難さ(勉強がわからない等)が原因のことがある
- 言葉で気持ちを説明するのが苦手な子は、態度が先に荒れる
「反抗的だ」と叱る前に、背景に困りごとが隠れていないかを一度疑ってみてください。宿題まわりの困難についてはこちらの記事にまとめています。
下の子がいる家庭ならではのコツ
思春期の子と幼児が同居していると、上の子の乱暴な言葉を下の子が真似する問題も起きます。わが家では「下の子が真似して困る言葉」だけは注意対象にして、それ以外の態度はある程度スルー、とルールを絞っています。全部を注意すると、こちらの身が持ちません。
そして意外なことに、反抗期真っ最中でも1歳の末っ子には優しかったりします。小さい子の存在が、思春期の子の「素直に戻れる口実」になるのは、大家族のありがたい側面です。
まとめ:目指すのは「仲良し」じゃなく「切れない糸」
- 反抗期は正常な発達。親は安全基地であり続ければ合格
- 受け流す・短く伝える・ごはんとあいさつだけは死守
- 「いつもと違う変化」だけは見逃さず、第三者にも頼る
今は口をきいてくれなくても、糸は切れていません。親が元気でいることが、何よりの反抗期対策です。一緒にぼちぼちやっていきましょう。



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